2020.04.10
原因療法@心理学⑮(境界線)
こんにちは。
西新の歯医者 松尾です。
以下引用
さて、今日は非常に大事なお話しです。
【境界線】=バウンダリーです。
この境界線はわが師匠であるトリシアは特に何度も何度も生徒である私達に
強く話していました。
この世界の全てのものにははっきりとした
線引きがあります。
パソコンにも、テレビにも、全てのものにはっきりとした線引きがあります。
それが境界線です。
私達にも見えないのですがあるのです。
これは見えません。
全てのものには、見える線引きがありますが
私達の線は体の外には見えません。
見えないですがあるのです。
境界線です。
これ以上は入って欲しくない、もっと近寄りたい
私達の心の中には見えない線があります。
この線が破壊された状態で苦しい方がいます。
この境界線をほとんどの方が知らないです。
そして、この境界線を知るだけで
恋愛
仕事
全ての人間関係を楽に生きていく事が出来るようになります。
私達にもそれぞれ見えない境界線があり
本来は、それを自由に決める事が出来る。
なので、他人に境界線を侵害される必要はありません。
しかし、精神的に苦しい状態にある方は
得てして、他人からの境界線【侵害】に苦しんでいます。
なぜあの人にここまで言われないといけないの!
なぜこんな事をされなければならないの!
これ以上わたしの世界に入って来ないでよ
本来守られるべき境界線が【侵害】されて苦しい方が口にする言葉です。
これは、他人に線引きを許してしまっているから起こる事です。
幼少期から虐待を受けて育った方や
理不尽な扱いを受けて育って来られた方は
特に他人との距離感がわからず
どんどん相手に境界線【侵害】を許してしまう方が多いです。
これは文章で説明するのは非常に難しいです。
ただ、あなたには自分で守る事が出来る見えない
境界線が本当は存在するという事を知っていて下さい。
【境界線(バウンダリー)
の3原則】
①他人の問題を自分の問題にしない
②他人の責任を自分の責任にしない
③他人がやるべきことを自分がやらない
日本人には境界線があいまいな人が多い気がします。
・他人の問題なのに、やたらと首を突っ込みたがる人
・恋人が体調不良だと、自分に責任があると感じる人
・他人の仕事なのに、その仕事を奪う人
社会通念という同調圧力も境界線を【侵害】してくる原因の一つですが
たとえば大勢での食事のとき
大皿から取り分けしないと
自分勝手なヤツと思われる恐怖、
気が利くと思われたい、好感度を上げたい、
他人からの評価が気になる、
など*無価値感による「認めて欲求」
がある場合は境界線があいまいな状態です。
*過去ブログ
これらの無価値感、さみしさ、恐怖、は
どれもネガティブが原因です。
*過去ブログ
そして
境界線を引くことは、相手を突き放すことではありません。
【わたしはわたし、
あなたはあなた、が大切】
【境界線がしっかりとしてくることのメリット】
・人間関係のストレスが減る
・他者評価が気にならなくなる
・自分の人生をマイペースに歩める
①他人が自分のパーソナルスペースに入ってこなくなるので、余計なストレスを受けにくくなります。
②他人の評価を気にしなくて良いので、
感情が安定します。
③他人との距離感をうまく保てるようになるので、自分の人生のペースをコントロールできます。
【境界線】を育てる方法は、
①自分をよく知ること
=*内観です。
*過去ブログ
自分の望むこと、好きなこと、
気分が良くなるもの・場所、
自分の望まないこと、嫌いなこと、
気分が悪くなるもの・場所
などをしっかり知っていくことで
自然と自分の境界線が見えてくると思います。
②アサーション(アサーティブ)
を知る
アサーティブ
=わたしはOK、そしてあなたもOK
アサーティブとは「自己主張すること」 です。
アサーティブであることは、自分の意見を押し通すことではありません。
自分の気持ちや意見を、相手の気持ちも尊重しながら、
誠実に、率直に、そして対等に表現することを意味します。
参照 アサーティブジャパン
この二つのことを意識していけば
自分も他人も【境界線】が感じられるようになっていくと思います。
「みんなちがって、みんないい 」
by 金子みすゞ
つづきます。
師匠のyoutube
https://www.youtube.com/channel/UCHWAYMRP3Ia7CgH6sg1USGg/videos