2022.08.27
心理学①ジョハリの窓
こんにちは。
西新の歯医者 松尾です。
今日は久しぶりの心理学編になります。
以前の心理学ブログとは違うアプローチで
生きていく上でのヒントになればと思います。
*関連ブログ(原因療法としての心理学)
顕在意識と潜在意識
人の意識は
・顕在意識(けんざいいしき。海面から↑)
と
・潜在意識(せんざいいしき。海面から↓)
に大きく分類できると言われています。
その2つの意識は「海に浮かんだ氷山」に例えられることがよくあります。
・顕在意識=コントロール可能。
意識がある。約10%
・潜在意識=コントロール不可能。
無意識。約90%
つまり
意識の大半はコントロールできない潜在意識で占められているわけです。
1回目の話は特に顕在意識にスポットを当てた話になります。
ジョハリの窓
アメリカの心理学者
・ジョセフ・ルフト
・ハリー・インガム
は自分を他人にどのように見せているか
(自己開示)で、対人関係のモデルを提唱しています。
二人のファーストネームの
「ジョセ」と「ハリー」を合わせて
「ジョハリの窓」と呼ばれます。
参考書籍:
ビジュアル図解 心理学 植木理恵
図で表すとこうなります。
内容は図の通りですが
興味深いことに
顕在意識は約10%しかありません
(氷山の海面↑)。
10%を4つの窓で分割するので、
一つ一つの窓は、
わずか2.5%しか占めていません。
ここで重要なのが
たった5% しか「自分のことを知らない」ということです。
①自分も他人も知っている、解放の窓
(2.5%)
③他人は知らないが、自分は知っている、
秘密の窓(2.5%)
顕在意識と潜在意識を合わせたら、自分のことは95%も知らないことになります。
ほとんど知らないと言えるわけです。
「自分のことは自分が一番知っている」と思っている方も
実はあまりわかっていない可能性があるということです。
ジョハリの窓で自己分析
たった5%かよ、とツッコミたくなるかもしれませんが
「たかが5% されど5%」ですね。
類語:1円を笑う者は1円に泣く。
意味:たかが1円だけど、1円足りなければ買えない(それだけ1円は重要)
わずかな金額だといって軽視する者は、そのわずかな金額に困ることになる。
大したことじゃなくても、場合によっては重要になりえる。
実はその5%が重要になります。
とりあえず潜在意識90%は横に置いて考えましょう。
となると顕在意識10%うち、半分の5%は「自覚がある」状態と捉えることもできます。
そしてもう一つヒントになるのが
②他人は知っているが、自分は知らない
「盲点の窓」です。
以下ブログから引用
■外の世界は自分を映し出す【鏡】であり、【先生】である
*引用ブログ
引用終了
自分の周りの人たちが、もっと自分のことを教えてくれる可能性があるということです。
そして
②盲点の窓からの情報さえ、顕在意識の中に取り込み、意識化することができれば
顕在意識は
・5%+2.5%=7.5%に増加します。
さらに自分を知ることができるわけです。
偶然
本日の師匠のメルマガがブログ内容と一致していましたので転載します。
以下引用
タイトル:ヤル気があっても伸びない人の特徴
この2日間、
ヤル気を維持する秘訣についてお話しさせていただきましたが、
一つ注意点があります。
それは
「他人の意見やアドバイスを『素直に』受け入れる」
です。
常に成長したければ、
常に改善・改良していく必要があります。
そのために非常に有益なのが、
他人の意見やアドバイスなのです。
逆にそれを受け入れない人は、
どんなにヤル気があっても伸びません。
もっとレベルアップしたい!
そんな方は、他人の声に耳を傾け、
自分の行動に反映させてみてください。
引用終了
せっかく
他人が自分について教えてくれているのなら、
それを活かすも殺すも自分次第ですね。
まとめ
個人的に人生とは
「無意識を意識化していくこと」だと思っています。
つまり
潜在意識(無意識)のエリアを縮小し、少しずつ顕在意識(意識)エリアを拡張させることです。
(海面の高さを下げる)
なぜなら
心の本質は潜在意識(90%)の奥底にあると思うからです。
ですが
いきなり潜在意識へのアプローチも難しいので、意識できる顕在意識の中での
①解放の窓や③秘密の窓を拡張していくことが、自分を知っていく第一歩ではないでしょうか。
自分を知らなければ
「自分が人生で何をしたいのか」
という基本中の基本すらわからず、迷路に迷い込むかもしれません。
心の本質に触れることで、自分自身を知り、より豊かな人生を送ることができるのではないでしょうか。
心理学②へつづきます。