心理学②個人的無意識

こんにちは。

 

 

 

西新の歯医者 松尾です。

 

 

 

今回の内容は、お師匠の心理学的テクニックを再構成し、わたしなりにアレンジした内容となっています。

 

 

前回の氷山の絵に当てはめますと

赤いボーダーラインが海面となります。

 

前回は、顕在意識(けんざいいしき=意識あり。海面から↑。コントロール可)の話でした。

 

 

今回は潜在意識(せんざいいしき=個人的無意識。海面から↓。コントロール不可)の部分についての話になります。

 

なお

潜在意識

 

・個人的無意識

 

・集合的無意識

 

の二つに分かれます。

 

氷山絵の最下層「集合的無意識」は次回以降に詳しく解説します。

 

今日は「個人的無意識」にスポットを当てた話になります。

 

 

 

個人的無意識

 

 

個人的無意識とは、個人的な記憶や経験に基づいている無意識のことです。

個人の潜在意識の部分のことですね。

 

 

画像はAさん~Dさんまでいますが

Aさんを例に話を進めていきます。

 

 

 

 

わたしたちは日々たくさんの情報に触れます。

 

そして触れた情報には、人それぞれが「自由に」意味づけをします。

 

 

実は意識と個人的無意識の間には扉があります。

 

その扉は常に開いてるわけではなく、扉が開いている時に、スっと情報が入ります。

 

 

 

そしてどんどん

個人的無意識の底の方に蓄積していきます。

 

 

 

 

情報の意味づけ

 

思考のクセ、考え方のクセなどの色々な

「意味づけ」されたものが

どんどんどんどん潜在意識の底にたまっていくわけですね。

 

その蓄積した情報によって、自分の

 

・解釈

 

・思考

 

・判断

 

・決断

 

・行動

 

・習慣

 

へと繋がって行くのです。

 

つまり

その意味づけされたものが、その人の考え方や個性やキャラクターに影響を与えていきます。

 

 

もし仮に

 

 

・わたしには価値がない

 

・これが心配、あれが心配

 

・あのひと嫌い

 

・仕事メンドクサイ

 

 

などの不適切な思考

*¹「ネガティブワード」ばかりを思っていたり、言ったり、聞いたりして、それらを繰り返してきた人生だったらどうなるでしょうか?

 

 

 

 

当然

これからもそういった情報・記憶・イメージがたまっていきますよね。

 

そして繰り返せば繰り返すほど、その思考は強化され、さらには*²「観念」となるのです。

 

 

*¹本来は「ポジティブ」も「ネガティブ」もありません。

 

*²「観念」(かんねん)とは

人が物事に関して抱く、主観的な考えのこと。

 

自分だけが持つイメージや感覚・記憶のことです。

 

つまり思い込みですね。

 

 

たとえば

身体の大きな人を見ると、過去の出来事により「怖い」と感じるとします。

 

 

その出来事発生

 

→「怖い」という意味づけをする

 

→潜在意識の中に刷り込まれる。

 

 

これが繰り返されるたびに潜在意識の

「個人的無意識」の中に蓄積していきます。

 

そして

それと似たような出来事が生じるたびに

「怖い」感情がわいてきます。

 

 

 

物事に意味はない。

あなたが意味づけするまでは

 

 

ではどうしたらよいでしょうか。

 

本来はポジティブもネガティブもないのですが、あえてわかりやすくするために、

 

「ポジティブをプラス+)

 

「ネガティブをマイナス(-)

 

とします。

 

そこであえて

自分が(+)と解釈するものに日々触れるように心がけます。

 

 

 

1つプラス(+)が入れば、1つのマイナス(ー)は中和されてポジティブもネガティブもない、ニュートラルな状態となります。

 

ただし

イナス(ー)解釈を5年も10年も継続してきて、例えば現在100のマイナス(ー)が潜在意識の奥深くに溜まっている状態とします。

 

1つプラス(+)が潜在意識に入ったとしても

 

ー100+1=ー99

 

にしかならず、何年も続けてきたことはすぐには変わりません。

 

当然

それまでの経過が長いほど、変化するのには時間がかかります。

 

 

必ず終点はくる

 

 

時間がかかっても必ず終点はきます。

 

重要なことは「継続すること」です。

 

 

 

具体的には

 

・一緒にいて楽しい

 

・暖かい

 

・自分と違う視点を持つ

 

・居心地が良い

 

と感じるような人と長く過ごしたり、そういった情報(映画、音楽、本、ドラマなど)に頻繁に触れることです。

 

それらの情報からたくさんプラスを吸収できます。

 

そしてそのプラスが多ければ多いほど、マイナスの中和も早く進み、最終的には多くのプラスが潜在意識に蓄積されていきます。

 

 

不適切な思考習慣から脱却し、

 

・適切な思考習慣

 

・解決思考習慣

 

つけていくことが重要です。

 

 

何年もマイナス思考習慣を続けてきたとしても、今この瞬間からプラス思考を取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

早く始めれば、

早く望む結果につながります。

 

 

 

 

心理学③ユングの集合的無意識

 

へつづきます。

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