ペット用歯みがき粉 バイオペースト・ルース

こんにちは
早良区 西新の歯医者 松尾です。
今日はペット用歯みがき粉 バイオペースト・ルースの紹介になります。

バイオペーストについては過去ブログのリンクを貼っておきます。
コロナウイルス対策② バイオペースト
https://matsuo-dentalclinic.net/blog/13243/
バイオペーストの効果①
https://matsuo-dentalclinic.net/blog/13245/
バイオペーストの効果②
https://matsuo-dentalclinic.net/blog/13287/
バイオペースト プロの紹介
https://matsuo-dentalclinic.net/blog/13355/
歯周病は万病のもと
基本的に犬猫の口内は、アルカリ性なのでむし歯にはなりにくいのですが
(毎日のように甘いものなどを与えたりすれば、口内が酸性に傾き、むし歯になることもあります)、歯周病にはなります。
歯ぐきにある歯周ポケットと呼ばれる「溝」に歯周病菌が多くいると、常に炎症を起こし、歯ぐき周りにある血管から歯周病菌が侵入し、全身をめぐっていろいろな病気を引き起こす原因となります。
犬猫の歯や歯ぐきの構造は、ヒトのそれとほぼ同じで、歯みがきが不十分であると様々な病気の原因となります。
*関連ブログ
口腔洗浄器のすゝめ
https://matsuo-dentalclinic.net/blog/13335/
口はいのちの玄関口

毎日の歯みがきを習慣にしましょう

感想

バイオミネラルとは

VISIONSの想い

使用感
うちでは2匹ネコを飼っていますが、ルースを使った初日は「ニャニューン」と変な声を出して、一瞬嫌がる様子でしたが、2,3日で慣れていきました。
発泡剤も含まれておらず、とろみがあるので垂れたりもせずに使いやすいものでした。
無味無臭と説明書きがありますが、ネコはグルメな上、匂いに敏感なので、多少何かを感知したのかもしれません。
使用した翌朝
口臭チェックをしましたが、匂いはなかったので歯みがき粉としての役割は十分だと実感しました。
バイオペースト・ルースには乳酸菌が含まれている
昨今注目されている
『バクテリアセラピー』ですね。
善玉菌を摂取し、体内の菌のバランスを整え、病気の予防や健康維持をする治療法・健康法になります。
*関連ブログ
腸内細菌のバランス
https://matsuo-dentalclinic.net/blog/2845/
赤ちゃんの夜泣きも常在菌が関係?
https://matsuo-dentalclinic.net/blog/2848/
コロナウイルス対策③バイオチュアブル乳酸菌
https://matsuo-dentalclinic.net/blog/13253/
菌活(きんかつ)のすゝめ
https://matsuo-dentalclinic.net/blog/13343/
乳酸菌はむし歯菌や歯周病菌と戦って、口内を清潔に保ってくれます。
ポイントとなるのが、キチンと歯みがきをし、最低限まで悪い菌たちを減らしたうえで、乳酸菌を摂取しないと効果が薄いことです。
歯みがきをせずに、乳酸菌だけ摂取してもほぼ意味がないので注意 が必要です。
『面倒でも必要なことは必要』
と受け入れることが重要です。
・早い
・安い
・簡単
・便利
の裏にある落とし穴には注意しろ、とわたしの師匠は言います。
たとえば
歯みがきが面倒だからと、リステリンなどの洗口剤だけで済ませて、健康が維持できるなら
世の中から歯ブラシ、歯間ブラシ、デンタルフロスなどはなくなるはずです。
口内の細菌たちも生き残るのに必死なため、バイオフィルムというぬめぬめの塊
(=流しやお風呂場のぬめぬめ)となって、身を守ります。
そのため、洗口液だけではバイオフィルムの表面は殺菌できても、内部にまでは浸透できません。
もともと細菌を退治するには、物理的にこするかハイターなどの強力な殺菌剤を使う以外方法はありません。
仮に
そんな強力な殺菌剤を口内に使ったとして、身体に良いはずがありません。
『急がば回れ』
(急いで物事を進めようとすると、かえって失敗しやすいという意味)
『転ばぬ先の杖』
(失敗しないように前もって準備や用心をすること)
『備えあれば患いなし』
(普段からあらかじめ準備をしておけば、万一のことが起きても慌てることなく、心配しなくて済むということ)
ですね。
みなさま自身、みなさまの大切なペットのご健康を願っております。
