2020.07.18
コレステロールについて
こんにちは。
西新の歯医者 松尾です。
お師匠の藤川徳美先生がFacebookで投稿されていた内容をそのままアップしておきます。
なぜなら、患者さんの中にはまだまだ
コレステロールを怖がってる方が多く、実際は数値が高くても問題ないということをお知らせしたほうが良いと判断したからです。
以下先生の投稿です
【コレステロールについて】
コレステロールのことは*本には一切書いていません。
理由は、「家族性高コレステロール血症」以外の人は総コレステロール値を下げる必要が全くないからです。
検査結果には219以上は高値と書かれていますがとんでもない大インチキです。
(LDL-C(悪玉コレステロール)も日本では140以上は異常とされていますが、アメリカでは190以上が異常値とされています。)
以前、検査会社の人に
”この総コレステロール値の↑矢印をつけないようにして欲しい”と伝えたが、できないと言われました。
閉経後女性のほとんどの人はコレステロール値が上がりますが、
放置で全くかまいません。
むしろ、コレステロールが高い方が元気で
長寿です。
逆に、150以下の低値は、うつ病、がんを引き起こします。
また
毎日卵10個を1ヶ月継続してもコレステロールは上がりません。
従って、当院ではスタチン系の高脂血症治療薬は一切処方しません。
有害無益だからです。
検診書などを持参されて治療を希望される方には、オメガ3脂肪酸のロトリガ、
エパデールを処方します。
下げる作用はあまりありませんが、治療することで患者さんが安心すれば良しとしています。
本気で下げたいなら
ナイアシン(ビタミンB3)一択です。
ナイアシンには総コレステロールを下げ、
LDL-C(悪玉コレステロール)を下げ、HDL-C(善玉コレステロール)を上げ、TG(中性脂肪)を下げる作用があります。
特にHDL-Cを上げる物質は、この世の中でナイアシン以外にありません。
しかし本を読んでナイアシンの作用に詳しい人に限定ですので、知識のない方には一切お勧めしません。
検査を受けてアタフタするようなら、他院で一切血液検査をしないよう伝えています。
参考図書
浜崎智仁:コレステロール値が高いほうがずっと長生きできる
大櫛陽一:100歳まで長生きできるコレステロール革命
*先生が書かれた本↓とコレステロール・ナイアシン関連の過去ブログ