子育て①

 

こんにちは

早良区 西新の歯医者 松尾です。

 

今月子どもが生まれたので、子育てについて経過や感想、工夫、反省からの学びなどを書いていこうと思っています。

 

*以前のブログ

オススメの本①(子どもを呪う言葉・救う言葉)

 

こちらの本が非常に役に立つのではないかと思っています。

母乳のすゝめ

前提として母乳は赤ちゃんにとって理想の食事です。

 

母乳にはミルクには含まれていない重要な成分があります。

たとえば

赤ちゃんの成長に必要な酵素やホルモンなどです。

特に、産後(1週間~10日ほど)の母乳は、「初乳」と呼ばれ、免疫グロブリンAという成分が含まれており、赤ちゃんの免疫システムを賦活(ふかつ=活性化)させます。

 

さらには母乳には「乳酸菌」も含まれており、赤ちゃんの腸内環境を改善し、感染症予防に役立つこともわかっています。

 

母乳が出るための工夫

しかし

「おっぱい神話」にこだわりすぎて、母乳が出にくいお母さんのストレスになり、精神的に追い詰められたりするのは問題です。

そこで 母乳が出にくいお母さんのためにも

 

・母乳マッサージ

・東洋医学(はりきゅう)を活用

・水分をしっかりとる

・食事の見直し

 

などの方法で実践している方法をご紹介します。

 

【母乳マッサージ】

① おっぱいを持ち上げて、外側から押す

② おっぱいを下から上に持ち上げる

③ 乳輪をいろいろな方向から優しくもみほぐす

など、具体的には助産師さんが詳しく教えてくださいます。

 

【東洋医学(はりきゅう)の活用】

紹介するツボへ、指で押したり、パイオネックスなどの置き鍼(はり)を貼る、市販の「せんねん灸」で温めるなどをすることで、母乳が出やすくなります。

 

まずは基本中の基本

はりきゅうで長さの目安となる「骨度法(こつどほう)」から説明します。

人によって指の太さなどは違ってくるので、治療を受ける人の指の長さを基準とします。

 

たとえば

同じ1寸でツボを取る場合、大男と子どもでは当然、指の太さや長さは異なります。

なので、必ず治療を受ける人(患者や被験者)の指でツボを取るようにしましょう。

 

① 三陰交(さんいんこう)

内くるぶしのてっぺん(一番高いところ)に小指の端、人差し指の端に三陰交があります。

 

② 壇中(だんちゅう)

左右の乳首のど真ん中になります。

 

③ 中府(ちゅうふ)

鎖骨の外端の下のくぼみから親指1本分降りた、腕の付け根

 

④ 庫房(こぼう)

乳首の真上、第1肋骨と第1肋骨の間(第1肋間)に位置します。

 

⑤ 乳根(にゅうこん)

乳首の真下、乳房の付け根あたり(第5肋間)に位置します。

 

⑥ 天渓(てんけい)

乳房の輪郭のふち、乳首の高さ(乳頭から指3本分くらい外側)、第4肋骨の間に位置します。

 

⑦ 少沢(しょうたく)

小指の爪の付け根の外側(薬指側)に位置します。

ここに鍼(はり)をするのは痛みが強いので、お灸がオススメです。

 

なお ~寸で、~に位置するのはあくまで目安であり、体調が悪いときや、長年病を患っているような方は、

ツボの位置がズレている場合もあるので、不安な方は一度プロに探ってもらうのも一つです。

 

母乳は血液

母乳の元は血液なので、血を作る食事や水分量にも気を付けて頂きたいと思います。

いくらマッサージやはりきゅうを活用したところで、母乳の原材料となるものが不足していては、十分な量の母乳は出づらくなります。

 

・タンパク質(肉、魚、特に青魚)

・穀類

・豆類

・根菜

・鉄分

 

この中でも、赤ちゃんがおっぱいを吸う(乳頭吸引刺激)動作により、プロラクチンというホルモンが分泌され、乳汁の生成と分泌促進します。

プロラクチンはタンパク質系のホルモンで、タンパク質を原材料としますので、タンパク質不足は母乳が出にくくなる原因と考えられます。

 

つまり

① 赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうこと

② 十分なタンパク質を食べること

で、より母乳が出やすい条件が整うということです。

 

もちろん最初から十分な母乳が出るケースばかりではないので、適宜ミルクを併用することも重要です。

 

 

 

足のぴょーん感で思わず激写しました笑

 

 

子育て②へつづきます

 

 

 

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