脳疲労(のうひろう)という概念

こんにちは。

西新の歯医者 松尾です

 

 

脳疲労(のうひろう)

 

という言葉はあまり知られていません。

 

 

今日は特に歯科領域の

 

「脳疲労」について少し話します。

 

 

一言でいえば脳のストレスのことです。

 

人間関係や仕事、大切な方の死、など

 

 

ストレス要因となるものは

 

たくさんありますが

 

歯科領域の「脳疲労」とは

 

もっと物理的な刺激によって

 

起こります。

 

 

生体で一番硬いものは何でしょうか?

 

 

それは歯です。

 

 

毎日硬いものを咀嚼(そしゃく=かむ)

 

する必要があるため相当に硬いのです。

 

 

そこで考えて頂きたいのは

 

その一番硬い歯より硬いものが

 

口の中にあったら

 

 

身体に良さそうか

 

or

 

悪そうか

 

 

想像するのは難しくないと思います。

 

 

歯科材料の種類

 

つまり

 

歯科治療で使われる

 

歯より硬い銀歯や

 

*強化セラミックは身体には

 

優しくないという事です。

 

*強化セラミック

特にジルコニアという相当に硬い材料の場合、かなり慎重な咬み合わせ調整が必要となります。

 

 

せめて歯と同程度の硬さであれば

 

問題はないでしょう。

 

 

一般的に歯科業界の優先順位は

 

金儲けと見栄えです。

 

 

⚠(かぶせ物が腐食しないという点は重要ですし、歯科医の全員が拝金主義であるわけではありません)

 

 

 

患者さんが

 

「白いキレイな歯をいれてくれー」

 

と言えば

 

歯医者は迷わずホイホイ

 

それらを入れていきます。

 

 

表面上はWIN-WINの関係ですね

 

(将来どーなるかを考えなければ

 

 

ここで問題となるのが

 

「脳疲労」です。

 

 

歯より硬い「異物」で毎日毎食

 

ガンガン咬むわけで

 

そりゃあ脳にもカンカン響くわけですよ。

 

 

今は良くても

 

数年後はどうでしょうか。

 

 

 

毎日毎日頭の傍でレンガとレンガが

 

ぶつかる音を聞かせられたとしたら

 

結構なストレスですよ。

 

 

 

それを体内で

 

しかもにかなり近い場所で

 

ガンガンやってるわけですから。

 

上顎骨なんて、脳の真下ですよ。

 

 

*歯は上顎骨

 

(じょうがくこつ=うわあご)

 

と下顎骨(かがくこつ=したあご)

 

に埋まってる構造

 

 

なので

 

インプラントも選択肢の一つですが

 

わたしは上顎のインプラントには

 

賛成はしてないですね。

 

 

もしするなら

 

インプラントのネジをアゴに挿し込んだ後の

 

かぶせ物は

 

せめて柔らかいかぶせ物にしてくれー

 

と声を大にして言いたいです。

 

 

 

柔いかぶせ物が腐食したら

 

しょせん人工物なんだから

 

またとっかえれば良いだけのこと

 

と思っています。

 

 

身体が壊れたら

 

とっかえるわけにはイカンのですよ

 

 

 

少なくともうちでは

 

脳波測定唾液検査で客観的データを基に

 

治療を行っていくので

 

 

「脳疲労」の度合いも

 

検査しながら治療を進めて行きます。

 

 

評価基準

 

医科だと

 

当然の治療前後(ビフォーアフター)

 

の評価基準がありますよね。

 

 

例えば血圧測定など。

 

 

まず素の状態で血圧測定して

 

 

数値が高いとき

降圧剤飲む

 

 

そして

 

チェックのために

 

再度血圧測定しますよね?

 

 

 

じゃないと血圧数値が

 

 

・改善したのか

 

・改悪したのか

 

・変化ないのか

 

 

誰もわからないじゃないですか。

 

 

 

師匠の一人がよく言っていました。

 

 

「歯科業界は医学というよりただの職人芸」

 

 

 

実際に

 

歯医者が病気を創っている

 

という側面もあると感じています。

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